私は半年ほど前からとあるコンビニでアルバイトを始めました。
今までほかのバイトの経験はそれほど多いわけでなく、特にレジ打ち等が初めてだったのではじめのうちはなかなかなれずにおどおどしてばかりいました。
半年ほどたった今ではレジを打つのも早くなり、搬入などの仕事も店長やオーナーに怒られることなくそつなくこなせるようになりました。
そんなある日の失敗面白エピソードを紹介します。深夜の搬入も終わり、暇になった私はレジ打ちを担当していました。そこへほどなく、一人のお客さんが現れました。
そのお客さんは煙草を2箱買おうとして私に銘柄を言ってきました。そして、レジを打とうとしていたその時でした。ふとなり始めるベートーベンの第九。そう。私の携帯のアラームでした。
なんだ、アラームなら消せば済む話じゃないかとお思いになるかもしれませんが、そうはいかなかったのです。
なぜなら、そのアラームはとあるアプリのアラームで難問の計算問題を5問解くまでは鳴りやまない設定になっているのです。
焦って普段ならできる2ケタ×2ケタの暗算を何度も間違えてしまい、なかなかアラームを止めることができずにいると、なぜかそういう時に限ってお客さんがたくさんやってくるのです。
そこで私は最強の解決法を思いついたのです。それは、携帯を冷凍庫に入れるということでした。冷凍庫は音を遮断すると聞いたことがあったので、一か八か、携帯を店の冷凍庫へと放り投げました。
すると、うる覚えの知識が役に立ったのか、見事に音は聞こえなくなりました。
その後、客足が途切れ、携帯を取り出すと、まだ、アラームはなり続けていました。しかし、冷凍庫の温度にも負けることなくアラームを鳴らし続けた自分の携帯に私は感心してしまいました。
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